色々チェック項目はあると思いますが、入門者の方が試奏するうえで大切なポイントをご説明いたします。
ここでは、アルトC調のシングル管を例にします。
まずは、チューナーをご用意ください。
基準ピッチは、440Hzまたは442Hzが現在の標準です。
1)ソの指使いで、オカリナを吹いてみます。
チューナーにGが表示され、針が中央付近を指すように吹きます。
この状態が、正しいソの音が出ている状態です。
また、この時の息の強さが、今、手にしているオカリナの基準の息の強さです。
2)少し息を弱めながら、ソ・ファ・ミ・レ・ド、と順番に1音ずつ下げてください。
チューナーは、G・F・E・D・Cと順に表示されます。各音(G・F・E・D・C)で針が中央付近を指している状態が理想です。
3)また、ソに戻ってください。今度は、少し息を強めながらソ・ラ・シ・ド、と順番に1音ずつ上げてください。チューナーは、G・A・B・Cと順に表示されます。各音(G・A・B・C)で針が中央付近を指している状態が理想です。
2)3)で、針が大幅に振れることがなければ、第1段階クリアです。
4)第2段階に移ります。ただし、第2段階以降を正しく演奏するには、一定の演奏技術が必要です。オカリナを初めて吹く方や、入門間もない方には、難しいかもしれません。
出来れば、正しく演奏できる店員さんや、ご友人などのアドバイスをもらいながら試してみると良いでしょう。
低音のドの指使いでオカリナを吹いてみます。
チューナーにCが表示され、針が中央付近を指すように吹きます。
その後、低音シ、低音ラと息を弱めながら下げていきます。チューナーは、B、Aを表示します。各音で針が中央付近を指すように息の量を調整しながら吹きます。
5)高音のドの指使いでオカリナを吹いてみます。
チューナーにCが表示され、針が中央付近を指すように吹きます。
その後、高音レ、高音ミ、高音ファと息を強めながら上げていきます。チューナーは、D、E、Fを表示します。各音で針が中央付近を指すように息の量を調整しながら吹きます。
4)5)で、針が大幅に振れることがなければ、第2段階クリアです。
6)最終段階です。ここでは、半音の音程をチェックします。半音の指使いで、正しい音程が出るかチューナーを使ってチェックします。
以上が、試奏の一通りのやり方です。
全体を通じて、針が大幅に振れてしまったり、正しい音程を出すのに、息が足りなくて苦しかったり、また、息が余って吹き難かったり、という極端な状態がなければご自分に合ったオカリナと考えて良いでしょう。
オカリナの練習をしていくうちに、息のコントロールも上手になっていきます。NIGHTオカリナは全数検品をしておりますので、あまり、細部にこだわり過ぎなくても大丈夫です。
運指表